「Home」フォルダには「Desktop」というフォルダもあります。これは、デスクトップ上に存在するファイルを収納しているフォルダのようなものです。Windowsを使用している方は、マイドキュメントではなく、デスクトップにファイルを保存している人達も多いですよね。この「Desktop」というフォルダが「Home」フォルダの中に存在しているので、Macでは、この「Home」フォルダを丸ごと外付けのハードディスクなどにコピーするだけで、自分の作成したファイルをバックアップする事が出来ます。しかしながら、Windowsの場合、デスクトップの情報が「C:¥Document and Settings¥User Name¥My Documents」にあるマイドキュメントではなく「C:¥Document and Settings¥User Name¥デスクトップ」に収められているため、マイドキュメントのデータをバックアップしてから、さらにデスクトップのデータをバックアップしなければならなりません。二度手間ですね。ちなみに、MacをパクったWindows Vistaからは、このマイドキュメントが廃止され、MacやLinuxと同じように「Home」フォルダが採用されています。
そこでAppleが開発したのがMac OS X Leopardの「Time Machine」です。「Time Machine」は、内蔵のハードディスクの全てのデータを外付けのハードディスクにバックアップしますが、前回のバックアップから変更のないファイルは、バックアップされず、変更のあったファイルのみを自動的に選び出して、バックアップしてくれます。例えば10GBの「Home」フォルダをバックアップするとしましょう。これを毎日手動で行った場合、毎回10GBのデータが外付けのハードディスクに移動されるまで30分以上も待たなければなりませんが、メールの受信や表計算のグラフデータの変更だけを行った日のバックアップは、たったの500KB程度で、ほんの数分でバックアップが完了するという訳です。さらに「Time Machine」は、外付けハードディスクの容量が許す限り、ファイルの内容が更新される度に、自動的に古いファイルもバックアップしてくれるため、バックアップ中に誤ってファイルを上書きしてしまったり、古いファイルの方が重要であっなんて、お間抜けで、お取り返しの付かない事にもなりません。またMac OS X LeopardのインストールCDからMacを起動すれば、新しいハードディスクにシステム全体を完全に元に戻すと言った事も可能です。過去と未来を自由に行き来出来るという訳ですね。
Macが1匹しかいなくても大丈夫です。全てのMacに付属しているMac OS XのインストールCDから起動してOSをインストールし直しましょう。っえ?「そんな事したらパソコンのリカバリCDと同じになっちゃうんじゃないのか?」ですって?ご心配なく。Mac OS Xには「アーカイブしてからインストール」という革新的なインストールオプションが用意されています。これは、正常に起動出来なくなったOSの全てのシステムファイルと個人データを一時的に別の場所に移動し「Previous System(以前のシステム)」というフォルダに保管してから新しいOSをインストールする事が出来るという優れものです。新しいOSのインストールが完了し、正常にOSが起動出来るようになったら、後は、必要なデータだけを新しいOS環境に移動して、不要な古いデータを削除するだけです。また「ユーザとネットワーク設定をそのまま残す」というオプションも用意されており「Home」フォルダ内に含まれる全てのファイルや設定を自動的に新しいOS環境に復元させると言った事も可能です。