地球温暖化は、人類史上、私達が直面して来た環境問題の中でも最も深刻な脅威です。しかしながら、全面的に二酸化炭素の排出量に注目する事によって、地球温暖化による災害の陰に潜む真の原因を明らかに出来ないでいます。結果として、多くの環境保護団体が私達の日常生活の中で実行可能な地球温暖化の防止に最も有効な方法を見過ごす結果になっています。
地球温暖化と二酸化炭素 環境保護団体は、もちろん地球温暖化が私達の地球にとって最も深刻な事態である事を認識しています。地球の気温は、少なく見積もっても20世紀以前に比べて確実に上昇しており、既に科学者の予想を遥かに上回る早さで上昇を続けています。地球温暖化によって引き起こされると予想されている災害には、洪水、異常気象、伝染病の蔓延、人間や動物を含む生物の大量絶滅などが挙げられます。
しかしながら、環境保護団体は、もっぱら二酸化炭素(CO2)の排出量の削減に力を入れています。残念ながら、環境保護団体の取り組みは、ひたすら燃料経済性基準を上げたり、発電所によるCO2排出量の抑えたり、さらなるエネルギー源を活用するなどの努力に注ぎ込まれています。消費者にも「燃費の良い車や消費電力の少ない家電を買って、利用を控えろ。」などと訴えかけています。
これは致命的な誤算です。ジェームズ・ハンセン氏などの研究者によって発表されているデータは、二酸化炭素の排気量が地球温暖化の主要な原因ではない事を明らかにしています。この発表が地球温暖化の懐疑論者によるものであると考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
ジェームズ・ハンセン氏は、NASAのゴッダード宇宙研究所の指導者であると同時に「地球温暖化理論の祖父」と呼ばれ続けています。彼は、長年地球温暖化の防止に取り組んでおり、アル・ゴアや環境保護団体にも頼られ、地球温暖化の懐疑論者の研究発表を覆している人物です。彼の研究発表は、気候変動に関する政府間パネル第二作業部会(Intergovernmental Panel on Climate Change's Working Group II = IPCC)の議長であるジェームズ・マッカーシーのような地球温暖化の大物専門家にも認められています。
現在、CO2の削減だけに依存するという誤認は、ますます加速してきています。人間の活動が全ての他の本質ガスを組み合わせた量よりも多くのCO2を排出しているのは事実です。しかしながら、これは、地球温暖化のほとんどに責任があるという意味ではありません。多くの他の温室ガスは、CO2よりも遥かに多くの熱を閉じ込める作用があり、その幾つかは、CO2の何万倍も強力なものなのです。二酸化炭素を基準に今後100年の間に排出されるガスの威力を定義した、ありとあらゆる温室効果ガスの係数を踏まえると、CO2以外のガスが地球温暖化問題の大部分を占める事が明らかになって来る事でしょう。
また、CO2の主要な排出源である車や発電所は、エアゾールも排出しています。エアゾールは、本来、地球の気温を下げる効果があり、この冷却効果には、CO2による温暖化の影響を無効にするという重要な働きがあります。すなわち、当面は、CO2の排出が地球の気温の変化に影響を及ぼす事は、全くないという事です。この事実が世間に知れ渡っていないのは、環境汚染を行っている産業によって温室効果ガスの排出の口実に利用される事を環境保護団体が恐れているためです。
しかしながら、長期的に考えれば、当面地球温暖化に全く影響力を持たないCO2の削減も気候変動の影響力を持っていると言えます。CO2が数十年から数世紀に渡って大気を温め続ける一方で、ほんの数ヶ月で大気中から沈下するエアゾールは、短命であり、このままエアゾールの排出がCO2の排出との良い関係を保ち続けると確信する事は、誰にも出来ません。私達が今直ぐCO2削減の取り組みを止めても、将来手遅れになるだけなのです。
・・・とは言っても、私達が現在直面している地球温暖化による災害や今後50年間に起こる避ける事の出来ない悲劇の原因が二酸化炭素以外の温室効果ガスにある事には、変わりありません。もし私達が来る半世紀に訪れる地球温暖化の脅威を食い止める事を望むのであれば、私達は、CO2以外の温室効果ガスの削減に対応する戦略を取らなければなりません。その勝利を呼ぶ最も影響力のある戦略は、肉食を止める事です。
メタンと菜食 地球温暖化問題への取り組みにおいて、CO2よりも遥かに重要な温室効果ガスは、メタンです。メタンは、他の全てのCO2以外の温室効果ガスを組み合わせた量よりも地球温暖化に対して責任があります。メタンは、CO2の21倍も強力な温室効果ガスです。産業革命以来、大気中の二酸化炭素の濃度が31%ほどしか上昇していない一方で大気中のメタンの濃度は、2倍も増加しています。
人為的温暖化の半分の原因であると言われているメタンの削減は、CO2の削減よりも最優先されるです。メタンは、採炭や埋め立て地などの様々な要因から排出されていますが、その中でも最も多くのメタンを排出しているのが畜産業です。畜産業は、年間1億トン以上のメタンを排出しており、この量は、年々増加しています。世界の肉の消費量は、過去50年の間に5倍も増加しており、減少の兆しは、ほとんどありません。畜産業によって排出されているメタンの85%は、家畜動物達の消化過程で生じているものです。1頭の牛は、比較的少量のメタンしか排出しませんが、これが何千万もの家畜の話となれば別です。そのメタンの排出量は、途方もなく莫大な量になります。残りの15%のメタンは、家畜動物達の糞便を溜めている下水処理されない巨大なトイレから排出されています。この家畜動物達の糞便は、地球温暖化だけでなく、水質汚染の最大の原因にもなっているため、畜産業は、多くの環境保護運動家によって責任を問われています。
結論は、簡単です。地球温暖化防止に最も有効な解決策は、動物性製品の消費を削減する事です。私達は、ベジタリアンになるだけで、地球温暖化の最大の原因であるメタンの主要な排出源を撲滅する事が出来るのです。
CO2削減における菜食の利点 メタンを排出する食品から離れる事は、二酸化炭素を削減するよりも遥かに早く地球温暖化の防止に貢献する事が出来ます。まず第一に、菜食によって生じる温室効果ガスには、制限の余地がありません。すなわち、必要最小限の被害で温室効果ガスを100%削減する事が出来るという事です。その一方で、これまでの二酸化炭素の削減は、経済的な被害を避けずには、実現出来ません。最も大きな期待を背負った二酸化炭素の削減戦略でさえ、目標の半分にさえ達していません。
第二に、食生活の切り替えは、二酸化炭素を排出しながら化石燃料を燃焼する技術を避けるよりも遥かに早く温室効果ガスを削減する事が出来ます。反芻を行う家畜動物達の転換率(肉のために動物を殺して新たな動物に置き換える周期)は、1〜2年であるため、肉の消費量の削減は、メタンの排出量の急落に繋がるのです。その一方で、車や発電所の転換率は、数十年おきにもなる事でしょう。また、例え、今日、有害な排出ガスを全く出さない燃料源が存在していたとしても、私達の大規模な経済基盤を組み立て直し、置き換えるには、何年も掛かってしまう事でしょう。同様に、二酸化炭素が数世紀に渡って大気中に残留する一方で、メタンは、8年ほどで大気中から消滅するため、メタンの削減は、即座に地球の寒冷化に効果を生むのです。
第三に、二酸化炭素の削減への取り組みは、自動車産業や石油産業のような裕福で貪欲なビジネス界の闘争を伴います。環境保護団体は、低燃費のSUV車(スポーツ多目的車)の生産や発電所の撤去を働きかけていますが、金持ちが大金を注ぎ込まない限り、実現する事は有り得ません。その一方で、菜食は、いつでもどこでも誰もが行う事が可能で、食事をする度に、畜産業から排出されるメタンを削減する事が出来るのです。
また、世論調査では、地球温暖化への懸念が広がっている一方で、環境保護運動家が御手上げ状態になっている事が明らかになっています。多くの地球温暖化の防止に貢献したいと願っている人達には、車や家電を買い替える機会がない限り、国会議員に手紙を書いたり、電気の利用を断つ事しか選択儀が残されていないのです。肉食の削減や撲滅こそが思慮深い人々に毎日実行可能な地球の救済法なのです。
最後に、温室効果ガスの削減がもたらす環境への有益な副作用について御紹介しておきます。メタンの減少は、人体や農業に害を与える物質である対流圏オゾンの減少に繋がります。工場式農場は、メタンの排出に加え、大量の水を乱用し、家畜の放牧の拡大や家畜を養うための穀物の栽培のために大地を根こそぎ剥ぎ取っています。先進国の絶え間のない肉への要求によって招かれる家畜の放牧の拡大は、開発途上国での森林破壊や砂漠化の主要原因になっています。工場式農場の下水処理されないトイレは、アメリカの水質汚染の最大の原因です。畜産業の絶え間のない化石燃料への要求のために、肉食は、菜食よりも遥かに多くのCO2を排出する結果になっています。
チーム・プラス6%にならないために 政府・企業・団体・個人がすべき事 もし、いつでもどこでも、肉食をしていた頃と同等、もしくは、それ以上の美味しさで、環境に優しく、健康にも良く、数えきれないほど多くの人々や動物達の命を救う事が出来る食事が出来たとしたら、どうしますか?肉食を止めるという事は、生野菜しか食べられなくなるという事ではありあません。既に、私達人類によって、肉、魚、貝、海老、卵、牛乳、オイスターソース、デミグラスソース、チーズ、バターなどの様々な動物性食品の代替品が考案されているため、チーズバーガーでも、ホットドッグでも、アメリカンドッグでも、ツナサンドイッチでも、ビーフステーキでも、肉まんでも、豚カツでも、豚骨ラーメンでも、チャーシュー麺でも、焼き魚でも、白身魚のフライでも、うな重でも、牛丼でも、水炊きでも、ちゃんこ鍋でも、唐揚げでも、チキンナゲットでも、酢豚でも、海老チリでも、ペパロニチーズピザでも、タコスでも、ナチョスでも、ラザニア、ケーキでも、クッキーでも、ドーナツでも、シナモンロールでも、プリンでも、ヨーグルトでも、アイスクリーム、ストロベリーパフェでも、チョコレートでも、七面鳥の丸焼きでも、フォアグラでも、キャビアでも、何でも食べる事が出来ます。その上、さらに、あなたが今までに見た事も聞いた事もない、舌がとろけるほど美味しいベジタリアンの料理に出会う事さえ出来るようになるのです。
http://www.flickr.com/photos/rain_rabbit/ http://www.flickr.com/photos/roseofsharon/ http://www.flickr.com/photos/photomato/ http://www.flickr.com/photos/pjchmiel/ ・環境保護団体は、地球温暖化防止の主要なキャンペーンとしてハイブリッドカーよりも菜食を取り上げるべきです。
・政府は、国民に菜食を勧め、国営放送局に菜食の教養番組やベジタリアンの料理番組を設けるように働きかけるべきです。
・企業や団体は、食堂に環境に優しい菜食メニューを追加し、外食産業は、バラエティ豊かな菜食のメニューを設け、児童や保護者は、学校の給食や弁当に健康的で肥満や病気にならない菜食を提案したり、食料品店にベジタリアン向けの食品を取り扱ってもらうように頼んでみましょう。
健康な人々・健康な地球:地球温暖化防止の新戦略 http://www.earthsave.org/globalwarming.htm 肉食再考:現代蹂躙の大型中古車 http://macveg.blog68.fc2.com/blog-entry-245.html 地球温暖化促進宣言: わたしたちはチーム・プラス6%に参加しています! http://macveg.blog68.fc2.com/blog-entry-219.html 国連が警告:肉食が環境への最大の脅威 http://macveg.blog68.fc2.com/blog-entry-192.html 1キログラムの牛肉の生産 = 三時間のノンストップドライビング http://macveg.blog68.fc2.com/blog-entry-134.html 肉食と環境問題 http://www.macveg.com//environment.html
マックさん。
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