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アップルの革新的な電話再開発 



「本日は・・・私が4年間待ち続けていた日です。私は、携帯で電話を掛ける事すら出来ませんでしたが、それも、もうなくなりそうです。ホームボタンをダブルタップするだけで、一瞬にして頻繁に利用する連絡先にアクセスし、電話を掛ける事が出来るようになったのですから。」



「常に必要としない幾千ものボタンが張り巡らされた多くの伝統的な携帯では、その一つの機能を呼び起こす事すら困難です。想像してみて下さい。もし、あなたの携帯にボタン一つでアドレス帳を開けるボタンがあったら、どれだけ救われる事でしょう。アドレス帳以外の機能も、たった一つのボタンで呼び覚ます事が出来たら、どうでしょう。」



「既に出荷されてしまったハードウェアには不可能であっても、ソフトウェアなら、それが可能なのです。」
―アップル スティーブ・ジョブズ


「ルンルル〜ンルル〜ン♪おっと、留守番電話が入ってる。誰だか分からないけど、悪い事しちゃったなぁ・・・どうな用件だっんだろ・・・」

・・・プップップップップップップ・・・

「こちらはソフトバンク携帯留守番電話サービスです。新しいメッセージが・・・」

「・・・おおお!・・・って、いつもの事ながら長いなぁ・・・」

「最初の新しいメッセージです。X月X日午前X時X分・・・で、っす・・・」

「・・・た、っ大変なんだ!君の家が・・・になってるんだ!大至急・・・まで連絡して!・・・っあ!あ!!あ〜〜〜!!!」

「・・・っえ!なになに?どうしたって言うの!」

「このメッセージを保存するには【1】を。このメッセージを削除するには【2】を、このメッセージを、もう一度再生するには【3】を、押して下さい。」

「えっと・・・【3】かな・・・再生中に電池が切れてもメッセージ保存されているのかな・・・」

「X月X日午前X時X分・・・で、っす・・・」

「・・・た、っ大変なんだ!君の家が・・・になってるんだ!大至急・・・まで連絡して!・・・っあ!あ!!あ〜〜〜!!!」

「・・・っえ?何が大変なの?肝心な所が小さくて、早くて聞こえなかいよぉ・・・」

「このメッセージを保存するには【1】を。このメッセージを削除するには【2】を、このメッセージを、もう一度再生するには【3】を、押して下さい。」



「保存じゃなくって、もう一度聞きたいんだよぉ〜。」

「X月X日午前X時X分・・・で、っす・・・」

「・・・た、っ大変なんだ!君の家が・・・になってるんだ!大至急・・・まで連絡して!・・・っあ!あ!!あ〜〜〜!!!」

「このメッセージを保存するには【1】を。このメッセージを削除するには【2】を、このメッセージを、もう一度再生するには【3】を、押して下さい。」

「僕って・・・難聴なのかな・・・もう年か・・・っあ!そこのボク・・・ちょっとこの留守電聞いてくれない?」

「ママ〜この人が留守電聞いてくれって・・・」

「近付いちゃだめ!他人に留守電を聞かせるなんて、一体どういう神経してるのかしら・・」



「あうあう・・・」

「音量上げるのどうやるんだっけ・・・こんな事なら、あの分厚い取り扱い説明書を愛読しておくんだったぜ・・・ぜぇ、ぜぇ・・・しゃあない、一度メッセージを保存して、静かな場所で聞き直そう・・・えっと・・・何番だったかな・・・ぐは・・・」

・・・ッブブッブ・・・ブ・・・ツーツーツーツー

・・・プップップップップップップ・・・

「こちらはソフトバンク携帯留守番電話サービスです。新しいメッセージは、ありません。メインメニューです・・・」

「・・・っは?・・・っえ?ちょっと待てよ・・・大事な留守電だと思ったんだけど・・・メインメニュー?さっきのメッセージは、いずこへ・・・どこに、さらっていきやがった!」

・・・プップップップップップップ・・・
・・・ッブブッブ・・・ブ・・・ツーツーツーツー

「こいつ〜!」

・・・プップップップップップップ・・・
・・・ッブブッブ・・・ブ・・・ツーツーツーツー

「なめんじゃねぇぞ、こん畜生!」

・・・プップップップップップップ・・・
・・・ッブブッブ・・・ブ・・・ツーツーツーツー

「1、2、3、ダぁ〜!はい!必殺!ピコピコ、アタ〜〜〜ック!」



・・・プップップップップップップ・・・
・・・ッブブッブ・・・ブ・・・ツーツーツーツー

・・・ピコピコ、ピコピコ、ピコピコ、ピコピコ・・・

「・・・ふんぎゃぁ!!!!」

・・・プップップップップップップ・・・
・・・ッブブッブ・・・ブ・・・ツーツーツーツー



「わ〜ん、わ〜ん。え〜ん、え〜ん。携帯君がイジめるよ〜・・・オ〜ママ!」



「ソフトウェアを本気で考える者は、ハードウェアも自分で創り上げる。」
―パーソナルコンピュータの父 アラン・ケイ



「この光輝く満点の星空の下で、君に捧げたいヴィジュアルボイスメールがあるんだ。一緒に見てくれるかい?」

「えぇ、もちろんよ。」

「じゃあ、いくよ・・・」

「君と付き合い始めてから、一体どれほどの月日が過ぎ去ったと言うのだろう。君と一緒に居られない時は、死んでいるも同然だ。僕を救ってくれないかい?愛してるよ。結婚しよう。」

「まぁ、なんて素敵なヴィジュアルボイスメールなのかしら。もう一度御聞かせ願えないかしら?」

「もちろんだとも。それじゃあ、君と一緒に目的の場所を見付けるよ。」

「愛してるよ。結婚しよう。」

「愛してるよ、愛してるよ、愛してるよ。」
「結婚しよう、結婚しよう、結婚しよう。」

「えぇ、もちろん。」

「君の瞳に乾杯。」


「あなたの瞳にも、乾杯。」



「留守番電話での誕生祝いを御許し下さい。めちゃくちゃクールな偉業に感激しております。あなた方の、ますますの御活躍を心より御慕い申しております。また御電話下さい。」
―環境問題運動家 アル・ゴア



「極東の孤島で独自に発展して来たケータイは、日本でしか通用しないガラパゴス携帯だ。それは、やがて、孤独で、虚しい最期を迎え、死に絶える事であろう。」
―ジャーナリスト 木村太郎

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